賃貸派と購入派。
どちらが得かという話は言われて久しいけど、僕は賃貸派だ。
現在家族4人暮らしで、賃貸の一軒家(築20年強)に住んでいる。
なぜ家を買わないかといえば、人生最大の買い物であることに伴い
非常に大きな負債(住宅ローン)を背負うことになるから。
よく、家は資産といわれるが、資産の定義は「元の値段と同等かそれ以上の
値段で売れるモノ」。
日本で住宅を買うと、大多数の家は時間の経過とともに経済価値がどんどん
減少していく。この実情から、家は資産ではなく、紛れもなく負債である
ということをまずは認識しないといけないかと思う。
その上で、そうはいってもやっぱり新しくて広くて快適な、自分好みの家に
住みたいという欲求があるわけで、それが金銭的な損得勘定を超えるのであれば、
購入もありだという選択になる。つまり金銭的な損得と感情部分を切り分けて判断
することが重要ということ。
僕達夫婦の場合は、築20年の今住んでいるフツーの一軒家にも充分満足している。
(家を買う選択をしなくて本当によかったと、妻も言ってくれている)
たとえ仕事をクビになったとしても、いざとなればいつでも引越しができて、
生活をダウンサイズする自由があると思えることが、精神衛生上良いように感じていて、
心の余裕に繋がっている気がする。
そして、特に最近は何かにつけ、「所有」でなく「借りる」方が自分的にしっくりくる。
死ぬ時には何一つもあの世に持っていくことは出来ないわけで、この世の何一つも、
「自分のもの」はない。このように考えているからこそ、普段から勘違いをしないように、
出来るだけ「所有」を減らした方が良いと考えている。
家についての話だったのに、いつの間にか話が変な方向にいってしまっているが、
何か自分の中でブレが起こりそうになったりした時には、この一つの真理の軸に
立ち返ることを大切にしている。
コメント